ノンバーバルコミュニケーションの大切さ

毛細血管と内分泌系ホルモンと脳血流にアプローチ

ソーシャルグルーミングとノンバーバルコミュニケーションとこころとからだの健康
(社会的グルーミングと非言語コミュニケーション)

グルーミングという言葉はご存んじでしょうか?
日本語では毛づくろいや身づくろいといいます。
ヒトを含む社会的動物の個体同士が群れの中で互いの体や外観をきれいにしたり整えたりする活動です。(※1)
ヒト種は大昔から社会的動物です。社会性の発達が今の人類の発展をもたらしたともいえます。
グルーミングは霊長類学者においては社会の接着剤とも呼ばれ、グルーミングが築く信頼と絆は、群れの協調・維持・協力関係の構築・紛争の解決に決定的に重要とされています。(※2)
ですが、私達ヒトは髪の毛を残して体毛を失いました。そして、グルーミングの大きな役割の大半を「言葉」を使う事によって代用としています。
言葉によるコミュニケーションの最大の利点は効率がいいことです。私達の脳は効率がいい事が大好きなのです。

グルーミングは1対1で行われる為に一度に一人しかできません。しかし言葉は一度に何人もの相手とコミュニケーションがとれます。ヒトが許容できるグループコミュニケーションは自分を含め4人とされます。思い浮かべてみましょう。何人かで話してる時、例えば6人の場合はそのうち2人が次第に輪から離れ話しはじめます。5人の時はそのうち1人は浮かない顔になりキョロキョロしたりすると思います。
そう、言語コミュニケーション(ハーバルコミュニケーション)はグルーミングより3倍も効率がいいのです(※3)。しかし、言語コミュニケーションには欠点があります。
グルーミングは自分のそして相手の時間をたっぷり使い上質な身体反応を相手や自分にもたらします。そこに嘘はありません。しかし、言語には嘘や見栄が潜んでいます。ヒトは自分の身を守る為に余計な神経を使わないといけません。
ヒトはこんなに進化しているにもかかわらず、そんな大昔のコミュニケーション方法の話なんてという意見もあると思います。しかし、ヒト遺伝子は1万年で1%も変わっていないという事実があります。1万年前といえば、だいたい縄文時代くらいになるかと思います。遺伝子がほとんど変わっていないので、1万年前の人類(縄文人)の乳児が現代にやってきたとしても私達となんら変わりなく成長していくといわれています。これは驚きですね。

 

(*1)・(*2) Wikipedia

(*3)  Micheal S.Gazzaniga(HUMAN The Science Behind what Makes Unique)

Robin Ian MacDonald Dunber  anthropologist Livepool univ

Social Grooming and Johann Christian Reil’ Insular Shinji Shirai

関連記事

  1. バレンタインキャンペーン

  2. 22日最終日

  3. 2023年夏のラッキーサンデー抽選会 第2弾

  4. メリークリスマス

  5. コロナ対策

  6. リメイクの取り組み

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。